トレーディングカードにおいてカードの状態を良く保つのはとても大切な事です。
何故なら、少しの傷が付くだけでそのカードの価値が大きく下がってしまうからです。
しかし、しっかり管理していても知らない間に傷が付いていたという事は結構多いです。
そこで今回は、白かけやスリ傷ができてしまう原因や対処方法について紹介しようと思います。
反りや日焼けなど傷じゃないけどカードの状態を悪くしてしまうものについても紹介するので、カードの管理でお悩みの方は参考にしてみて下さい!
目次
カードに傷(劣化)ができる原因と対処方法
カードの価値を大きく下げてしまう要因は多数ありますが、今回は以下の状態が発生してしまう原因と対処方法について紹介しようと思います。
・初期傷
・白かけ
・すり傷
・反り
・折れ
・日焼け
それぞれ紹介していきます。
初期傷
初期傷とは、新品で購入したパックを開封した時点で既に傷が付いている状態のものを言います。
傷の種類は様々ですが、薄い線状の傷が付いている事が多いです。
初期傷ができる原因
初期キズができる原因ですが、こちらについてはカードが製造される工程や販売店へ配送される過程で発生する事が多いです。
初期傷の対応方法
初期傷ができないように防ぐ方法ですが、手元に届く時点で既に傷が付いた状態なので対応するのはほぼ不可能です。
なので初期傷が付いたものを引いてしまったら諦めましょう。(あまりに酷い場合は公式に連絡すると対応してくれる事もあるようです。)
ただ、いつも初期傷ばかり付いたものを引いてしまうというという方は開封の仕方に問題があるかもしれません。
たまにパックを破って開封する方がいますが、雑に破るとその時傷が付く事もあるのでハサミを使って開封するようにした方がいいです。
白かけ
白かけとは、カードが白くかけてしまった状態の事を言います。
白かけはカードのフチ、特に四隅にできやすいです。
白かけかできる原因
白かけができる原因はいくつかありますが、特に多いのはカードをスリーブに入れる時です。
ジャストサイズのスリーブ(遊戯王の場合60mm×87mm)に入れようとすると、サイズがピッタリ過ぎてスムーズに入れられない事が割とよくあります。(自分だけかもしれませんがw)
この時にカードの端がスリーブに当ってしまいスムーズに入らないのですが、このタイミングでスリーブと当たったヶ所が潰れてしまい白かけができてしまいます。
スリーブに入れる前はキレイだったのに、スリーブに入れた後白かけができていたという事も珍しくありません。
白かけの対応方法
白かけの対応方法として、使用するスリーブを大き目のものに変更するという事が有効です。
大き目のスリーブに入れる事で幅に余裕ができ、スムーズに収納する事ができます。
私はピッタリじゃないと気が済まないタイプなのでジャストサイズに入れてたまにやらかしますが、ガチのコレクターやカードショップは大き目のスリーブに入れる事が多いようです。
私と同じようにブカブカスリーブだと気になるという方は細心の注意を払ってスリーブに入れる必要がありますが、トレカ初心者の方は大きいスリーブに入れて慣れる事をお勧めします。
すり傷
すり傷はカードに細かい線傷などが多数できた状態を言います。
すり傷ができる原因
すり傷ができる主な原因は、カードをスリーブに入れない事で起こります。
昔(初期の頃)はカードをスリーブに入れて保管するという概念がほぼ無かったので、ノースリーブで対戦をしている人が多かったです。(私ですw)
スリーブに入れてても、何回も対戦で使用している内うちにすり傷ができている事が多いです。
すり傷の対応方法
すり傷の対応方法としては、プレイで使用する時はスリーブに入るという事が挙げられます。(今の時代はいないと思いますが)
プレイで使わないカードをストレージで保管する場合にもノースリーブだと傷が付きやすいので、レアカードなど一部のものだけでもスリーブに入れて保管しておいた方がいいです。
反り
反りは、カードが曲っている状態の事を言います。
反りができる原因
反りが発生する主な原因は湿気による事が多いです。
特に湿度が高くなる梅雨の時期にノースリーブのスーパーレア以上のカードが曲りやすいです。
ノーマルや字レアよりスーパーレア以上のカードが曲りやすいのは、ホイル加工が多分影響してます。
反りの対処方法
反りの対処方法としては、湿度管理をしっかり行う事が有効です。
このように、保管しているケースの中に乾燥剤を入れるだけでも効果があります。
保管スペースが広い場合は、乾燥剤ではなく除湿剤を使うといいです。
既に反ってしまったカードも除湿剤と一緒に密閉の容器に1日入れておくだけで、かなり状態が良くなったという事例もあるようです。
本格的に対策したい方は防湿庫の導入もお勧めです。
防湿庫は元々カメラのレンズのカビ対策で使用されるものですが、トレカの湿度管理にも有効という事で愛用する方が増えてきています。
湿度も自分で設定できてインテリア性が高いものも多く、値段も安価なので設置スペースに余裕がある方にはいいかも。
折れ
折れはその名の通りカードが折れた状態をいいます。
ここまでの傷を付けてしまうと、高額カードも一気に価値がなくなってしまいます。
折れができる原因
折れが発生する原因ですが、このレベルの傷は意図的に折らないとできないかもしれません。
大量のカードを横に広げて整理中している最中にトイレ行きたくなって踏んづけた事は私の長いトレカ人生であったかもしれませんが・・・
折れの対処方法
折れの対処方法としては、硬質のカードローダーに入れるのが有効です。
カードローダーに入れる事でかなり強度を増す事ができます。
ただ10枚くらいで数百円とスリーブより高価なので、カードローダーで保護するカードは絞らないと結構お金がかかります。
あとUVカット機能も無いものが多いので、暗所保管するには最適ですがディスプレイとしてのケースにはお勧めできません。
日焼け
日焼けはカードが色あせてしまった事をいいます。
日焼けすると色が抜けて薄くなってしまいます。
日焼けができる原因
日焼けは直射日光や照明のUVの影響で起きてしまいます。
カードショップのショーケースに入っているカードが日焼けしている事が多いのもこれが原因ですね。
日焼けの対処方法
日焼けの対策としてはカードを暗所で保管する事が有効です。
直射日光や照明の光から遠ざける事で対策可能です。
しかし、近年ではカードをディスプレイしてインテリアとして楽しむ方も増えています。
カードを飾る場合は普通のスリーブやカードローダーだと何れ日焼けしてしまうため、UVカット機能のあるフルプロテクトスリーブなどを使用する事が必須です。
UVカット機能を備えたフルプロテクトスリーブなどは先程紹介したカードローダーより更に高価(数枚で数百円)となりますが、UVカット機能に加えてカードローダーと同じように強度も増す事ができるので、大切なカードはフルプロテクトスリーブに入れるのを強くお勧めします!
フルプロテクトスリーブは高価ですがフルプロテクトスリーブにかかる費用よりカードに傷が付いたり日焼けした時の損害の方が遥に大きいので、私は本当に大切なカードだけでもフルプロテクトスリーブを使うようにしています。
カードに傷ができる原因と対処方法まとめ
カードに傷ができる原因と対処方法について紹介しました。
カードって思ったより管理が大変なんですよね。
でも手間がかかる分愛着も沸くというか!
カードの価値にも大きく影響してくるので、大切なカードを傷や状態劣化からしっかり守ってあげましょう!